くりえいてぃぶ・がぁる

音楽にデザイン、ライティング…クリエイティブに生きるロニィのブログ

音大で声楽をやっていた私が教える!声の改善方法!

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どうも、ロニィ(@ronii1025)です。

 

皆さんは自分の声、好きですか?嫌いですか?


私は昔、自分の声が嫌いでした。
特に歌っているときの声なんか気持ち悪くて大嫌い。

 

でも歌う行為自体は大好きだったので、好きな気持ちが高じて、色々なことを試した結果、
音楽大学の声楽学科に入学できるまでのレベルに成長できた過去があります。

 

今日はそんな私の「声の改善方法」について紹介していきます。

もし自分の声で悩んでいたり、歌声を改善したいと思っている方がいましたら、
参考にして頂けると幸いです。

 

 

まずは自分の声を客観的に聞こう

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声の改善への一番の近道、それはズバリ「録音して自分の声を聞くこと」です。
「えー、自分の声を録音するなんて照れくさいし、ナルシストっぽくてやだ」と最初は思うかもしれません。
というか抵抗がある人がほとんどなんじゃないかと思います。

 

でも大丈夫。
すぐに慣れますw


それにまずはこの一歩を踏み出すことがとても重要なのです。

 

というのも、録音した自分の声を聞くと、
「自分の耳に聞こえている自分の声と、録音された声、全然違う!」と感じるんじゃないかと思います。

 

そうなんです。
自分の耳に聞こえている声と、他人が聞いている声というのは、実は別物なんです。

 

自分の耳に聞こえている声というのは、実は骨動音(頭蓋骨を経由して聞こえてくる音)
だから録音(他人に聞こえている声)とギャップが出てしまっている。

つまり自分の声に聞こえているのは、自分にしか聞こえていない「偽の声」なのです。


あなたの本当の声は「録音されたその声」が本物であって、その録音された声を変えていくことが改善に繋がります。

 

なのでまずは等身大の自分を知るために、声を録音して聞きましょう。
ちなみに私はiPhoneに元から入っているボイスメモのアプリを使って、
毎回自分の声を聞くようにしています。

お手本となる声を決めよう

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録音して客観的に自分の声を聞いたら、次にやるべきことは、お手本を決めてその真似をすること。

具体的には「自分と同性で、なるべく声質の近い人」をお手本にします。


例えば、自分の声がハスキーな場合は、同じ同性のハスキーな歌手、
声が高い場合だったら、高音が得意な歌手、声の高いアナウンサーなどお手本を決めます。

 

私の場合、声がわりと高めで、歌い方も「歌のおねえさん」的な感じだったので、
邦楽を歌うときは島谷ひとみさんとかをお手本にしていました。

 

そしてお手本を決めたらまずは真似できるようになるために、そのお手本の声を聞き込みましょう。
毎日最低1回、可能であれば、何回でも聞き込みましょう。

 

音源を聴かなくてもそのお手本の声が頭の中で再生できる、

またそのお手本の声が実際には歌ってない歌でも頭の中でお手本の声が歌っているのを再生できる位のレベルに到達するまで聞き込むのがポイントです。

お手本となる声を物まねしよう

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飽きるくらい聞き込みをしたら、次はいよいよアウトプットです。
そのお手本になりきって、歌ってみたり、喋ってみましょう。

 

ここで重要なのは上手さよりも、まずは羞恥心を捨てること!

 

「私は私じゃない。このお手本の声、本人だ…!」と念じて声を出すと
思い切ってなりきることができます。少なくとも私の場合は(笑)

 

家に家族がいてそんな恥ずかしい練習できない!という方は
カラオケボックスで練習するのがおすすめです。

他の人の意見も聞いてみよう

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少しでも早く上達したい!
そんな人は勇気を持って、他人に聞いてもらうのも大事です。

 

冒頭でも書いた通り、自分の耳に聞こえている声は偽の声。
本当の声を聞ける自分以外の誰かに、自分の声の評価をしてもらうと、自分では気づかない点にたくさん気づくでしょう。

 

女性の方だと分かりやすいかと思いますが、何も見ないで自分の顔に化粧をすると、自分の目で自分の顔は見られないので、変なメイクになったりしますよね。

 

声も同じで、自分の耳では自分の正しい声を確認することはできないので、
鏡となってくれる物や人(録音やコメントをくれる人)がとても大事なのです。

 

自分の個性を活かすことが大事

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「いっぱい練習したけどやっぱり私の声はお手本とは何か違う」
練習を重ねていると、ふとそう思うときが私もあります。

 

でもその「何か違う」という部分こそ、他にはない「あなただけの個性」だったりします。

 

お手本というのはあくまでお手本。
お手本そのものになる必要は全くないのです。

 

もちろん歌であったら「音程をはずさないようにする」とか、
喋り方であったら「ハキハキ大きい声で話す」とか
基本的な技術はお手本をそのまま真似しましょう。

 

でもあくまで他人を参考にして習得できるのはそういった技術面だけ。

声質までもは変えられないし、それは生まれ持ったものなので、
それを「どう活かすか」を考えることをおすすめします。

 

私の場合、声が細くて高く、合唱のような真面目な歌声が最初は嫌いでした。

もっとパンクロックのボーカルのようなハスキーボイスとか、
ドスの効いたボーカルになってみたい!!って憧れていた時期もありました。

でもか細い私の声ではどう頑張っても無理。
無理に声を絞り出しても喉を壊すだけ。

 

なので「それが自分の個性だし仕方ない!」と割り切ってクラシックの方で頑張るようにした所、
「オペラとかミュージカルとか歌っていたほうが自分に合ってて楽しいじゃん!」と
新たな自分の声の活かし方を見つけることができました。

 

まあ今でもロックボーカルに憧れることがありますけど、
なんだったら「声が高くてやわらかい歌のおねえさん」のような声で
思いっきりロックを歌っちゃうのだってアリなんじゃないかって思ったりもしていますw

 

特に音楽なんて正解のない世界なので、常識にとらわれずにやると案外人にウケることもありますしね。

まとめ


ということで、今回ご紹介したポイントを最後にまとめます。

  • まずは自分の声を客観的に聞こう
  • お手本となる声を決めよう
  • 他の人の意見も聞いてみよう
  • 自分の個性を活かすことが大事

これに加えて私はさらに歌に特化した練習(音程の保ち方や、表現をつけて歌う等)も
強化して行いましたが、この4つのポイントは欠かさずやっています。

 

最初は自分の声を録音するのは面倒だし、聞きたくないかもしれないですが、徐々に成長が見られたり、「このフレーズの部分、良い感じでできた!」というのが増えてくると楽しくなってくるので、続けることが大事です。